サポレジ考 その2
この前とりあげた、「サポレジ考」のお話の続きです。
この前は、サポレジ(サポート・レジスタンス)ラインがなぜ発生するのか、「フリマの靴」の話でご説明しました。
少し付け足すと、、
フリマの靴は何種類かあるのでまだ選択肢があるのですが、為替の場合、ポジションを持っている人にとっては、ドル/円! とか、関わる種類が一種類しかないため、もっとはっきりとサポレジのラインが形成されやすい -
ということがあります。
さて、、
サポートのラインに近づいてくると、上述の現象により段々買う人が増えてきます。
ここで、買い手の数が売り手の数を上回った時、相場が反転、上昇します。レンジ相場とトレンド相場の記事でも書いた、上昇・下降の気流が発生するのです。
このように、売買のバランスによってサポレジのラインが形成されます。
で、、
サポートのラインが破られました。
そして引き続き売り手が優勢だった時、下げが一段と加速するという現象が起きます。
それはなぜ起こるのか?
それは、サポートのラインで買った人たちが損切りするから - です。
以前、相場の急降下は新たに売りで入る人が増えたためではなく(それもありますが)、むしろ、
損切りする人たち
がその急降下相場をつくっている -
と書きました。
まさにその現象が起こっているのです。
(続く)