経済指標発表時の考え方 間違っていませんか
先週金曜日の米国雇用統計はいかがでしたか?
雇用統計としてはわりに素直な値動きだったので、
稼いだ方も多かったと思います。
ところで、、
経済指標に対する値動きはどうやって決まるか?
について、間違った考え方がされている場合が
ありますので、今回はそれを確認してみたいと思います。
(熟練者の方は飛ばして頂いても結構だと思います。)
まず、基本の部分ですが、、
指標の発表時は、前回発表の数字より良ければ高評価、
悪ければ悪評価になる、というわけではありません。
では何が指標発表示の急激な値動きを呼んでいるのか?
それは、
予測と結果の乖離
です。
指標や金利発表などのファンダメンタル要因にはすべて、
アナリストなどの事前予測があります。
(「アナリスト」とは、評論を商売にしている人たち
だけではなく、実戦で、大きな、シビアなトレードを
しているプロの現場トレーダーも含みます。)
前回のときより悪い予測が強ければ、
その該当通貨は売られます。
逆も同じです。
これがいわゆる「織り込まれている」状態なのです。
そして、結果が発表されたとき、予測と結果に
乖離があればそれを埋める値動きが発生します。
関連記事: 経済指標発表時の考え方 間違っていませんか(続き)
(次回に続く)