今日の日銀会見は大注目
昨日のFOMCはまあ、予想通りという感じで、いっとき乱高下しましたが、元通りの位置に落ち着きました。
全般的には、世界経済の回復を予感させるもので、明るい感じがするとともに、6月利上げの可能性は残ってるな、という印象です。
で。
今日の日銀会見は大注目です。
追加緩和があるかどうか。
市場の予想は「あり!」が優勢ですが、さあどうでしょう。
いずれにしても大稼ぎのチャンスですので、トレンドフォロー系ツールをお持ちの方など、仕事そっちのけで(笑)
(いやいや、仕事はまじめにやらねばなりません。
きっぱり。 ( ̄ー ̄) )
要スタンバイです。
黒田さんの会見のテレビ生中継は3時半からですが、「決着」は多分、お昼頃についているでしょう。
(早ければ11時台もあります)
それが遅れると、「お、議論白熱か?」ということになり、「すわ、緩和実施か」という読みになるかもしれません。
いずれにしても今日は、黒田節に注目 - です。
サポレジ考 その3
前回は、サポートのラインが破られたときの相場急落の理由についてお話しました。
今回は、「サポレジの強さ」を見る方法についてです。
「サポレジの強さ」を計ることは、言うまでもなく、そのライン近辺での投資行動にとって重要です。
それには何を判断基準とするか?
それは、
ポジションの変化データ
です。
以前一度とりあげた「IMMポジション」がそうですが、これよりも、FX業者で公開している
「顧客の買い比率と売り比率」
を見る方が分かり易いかもしれません。
これ ↓ がポジション比率を公開しているFX会社の一覧です。
(ページを少し下がったところ)
http://zai.diamond.jp/articles/-/159474
自然の理として、サポート付近では買いポジションの比率が増えます。
そしてサポートを抜けた際、どの程度買いポジションの割合が減っているかが重要です。
抜けてなお買いポジションの比率が高い場合は、その時の価格よりも高い値で買ったポジションが残っている -
つまり、相場に置いて行かれた人が多い
ということが分かります。
すると、この後価格が上昇に転じた時、少しでも損を減らそうと、売り注文が増えることが予想できるわけです。
あと、、
以前もお話しましたが、サポレジになりやすい価格というのがあります。、
ドル円で言えば、120円、119円といった、100piposごとの、いわゆる大台言われる価格がその例ですね。
さっそく波乱の相場
昨日はいきなり、来ました(笑) ね。
前回、ブレイクアウトについて書きましたが、大、大ブレイクアウト。(笑)
中国、アメリカ、と株のドン下げ。
上海ではサーキットブレイカーが発動され、取引が停止される始末でした。
で、ついに円が118円台に突入。
ここで大事なのは、今まで120円がサポートだったのがこれからは逆にレジスタンスとして働く可能性があることです。
いやいや、今年は色んな要素があり過ぎて、全く予断を許しません。
米景気がすんなり行くかどうか。
中国、欧州がイマイチの状況で
そう簡単ではないでしょう。
それに合わせた金利上昇ペースはどうか。
ECBが追加緩和しそう。
イランとサウジの喧嘩もあり、原油価格も荒れそう。
イスラム国問題など地政学はどうか。
などなど。。
それに今年は米大統領選があり、有力視されているヒラリー新大統領にもしなると、ドル高に女のキバを向いてくる可能性があり、また、彼女は対日強硬派とも言われていますので、その影響もありそうです。
日本も参院選があります。
しかし、FX的にはこういう状況だからこそ大稼ぎできる状況 - という見方ができます。
腕をマクって行きましょう。
ついに世界がアベノミクスに ×(バッテン)か
いやあ、先週から相場、動きまくりですね。(笑)
昨日もジェットコースターのような乱高下相場でした。
そしてついに1ドル115円前半にまで。
今まで世界はアベノミクスに対し、あれでうまくいくならウチもやったろ。 みたいな目でお手並み拝見モードでしたが、今回の黒田バズーカが(今のところ)不発に終わったこと等で、ついに バッテン をくだしつつあります。
そして日本に残ったのは巨大な借金・・・
安倍さん、、
北朝鮮問題
甘利汚職問題
等で大変な上に、経済も大変。
また、「健康上の理由で・・・」とならないように、お体にだけは気を付けて下さいね。
サポレジ考 その2
この前とりあげた、「サポレジ考」のお話の続きです。
この前は、サポレジ(サポート・レジスタンス)ラインがなぜ発生するのか、「フリマの靴」の話でご説明しました。
少し付け足すと、、
フリマの靴は何種類かあるのでまだ選択肢があるのですが、為替の場合、ポジションを持っている人にとっては、ドル/円! とか、関わる種類が一種類しかないため、もっとはっきりとサポレジのラインが形成されやすい -
ということがあります。
さて、、
サポートのラインに近づいてくると、上述の現象により段々買う人が増えてきます。
ここで、買い手の数が売り手の数を上回った時、相場が反転、上昇します。レンジ相場とトレンド相場の記事でも書いた、上昇・下降の気流が発生するのです。
このように、売買のバランスによってサポレジのラインが形成されます。
で、、
サポートのラインが破られました。
そして引き続き売り手が優勢だった時、下げが一段と加速するという現象が起きます。
それはなぜ起こるのか?
それは、サポートのラインで買った人たちが損切りするから - です。
以前、相場の急降下は新たに売りで入る人が増えたためではなく(それもありますが)、むしろ、
損切りする人たち
がその急降下相場をつくっている -
と書きました。
まさにその現象が起こっているのです。
(続く)
サポレジ考
今日は「サポート・レジスタンス(サポレジ)」のお話をしてみたいと思います。
このサポレジへの理解はトレードにとって非常に大事です。
少し掘り下げてみましょう。
まず、、
説明するまでもないことかもしれませんが、
相場が下降するときに抵抗となるラインがサポート。
相場が上昇するときに抵抗となるポイントがレジスタンス -
です。
そしてこれにはまさに、人間の購買心理が深く関わっています。
フリーマーケットを想定してみると分かりやすいです。
あるマーケットで、仮に、ある同一ブランドの靴が複数の店舗で売られていたとします。
最初に立ち寄った店ではそれは5000円でした。
しかし、そこでは普通は買いません。
なぜなら、その5000円が安いのかどうか分からないからです。
そして、うろうろ回っているうちに、そのブランドの靴は大体、1万円~1万5000円で売られていることが分かってきました。
あなたはすぐに、5000円で売っていた店へ戻ります。
が、お目当ての靴は既に売り切れ。。
「5000円で買っとけばよかった!」
と、きっと思うことでしょう。
これがサポートラインなのです。
つまり、1万円~1万5000円という価格を見たがために、5000円という価格は「買い」だと思う。
この値がサポートラインとなるのです。
関連記事:レンジ相場とトレンド相場
今日は米国雇用統計。そして雇用統計が注目される理由について。
今日はいよいよFX界最大のイベント、米国雇用統計発表ですね。
準備体操はOKですか?
以前、経済指標発表時の考え方(及びドラゴン・ストラテジーFXの使い方)という記事でこのあたり、書いたことがありますが、米雇用統計はなぜ注目されるのでしょう?
ちょっと考えてみたいと思います。
雇用統計は米国労働省労働統計局が発表するのですが、その数字は10以上の項目にわたります。
しかし、注目されるのは2つ。
非農業部門雇用者数と失業率です。
FRB(米中央銀行)- ここの最大の仕事は、物価の安定、そして雇用拡大です。
日銀は後者の責任がなく、ここが日本と違います。
米国はGDPの70%を個人消費が占めているため、個人の消費動向、、 ということは、それに最も関わる雇用状況が重要になります。
ただ毎月のGDPや個人消費統計が発表されるのは翌月の月末近くになるので、月の初めに発表される雇用統計が注目されるのです。
で、、 一番気になる、
米広告雇用統計に伴う為替の動きは予想できるのか?
ということですが、結論から言うと、これは予想不可能です。
以前コンピュータが1/1000秒早く売買を開始したということでその投資会社が摘発されたという事例があるほど厳しく管理もされています。
百戦錬磨のアナリストが雁首揃えても、なかなか難しいのです。
なので、予想はあきらめて、ツールやノウハウを利用したテクニカル系に素直に従ったほうがよいと思われます。